中国の科学者として初めて!都市所の楊其長研究員が国際園芸学会の最高学術栄誉賞を受賞しました
先日、日本・京都で開催された第32回国際園芸大会(IHC2026)において、中国農業科学院都市農業研究所の楊其長研究員が、国際園芸学会(ISHS)の最高学術栄誉賞であるフェロー賞を受賞し、世界の園芸工学分野における卓越した貢献が評価されました。
楊其長研究員は長年にわたり施設園芸工学の技術革新に取り組み、植物用光配方の理論と手法、スマートLED植物工場、温室の省エネルギー技術、さらには作物育種加速器などにおいて数々の重要な成果を挙げています。第一著者として国家科学技術進歩賞二等賞を2件、中国特許金賞1件、光華工程科技賞を受賞しており、Nature Communications、Molecular Plant、Engineering などの一流誌に130篇を超える論文を発表しています。また、中国―ルーマニア「一帯一路」共同実験室や中蘭施設園芸共同研究センターなど、複数の国際協力プラットフォームの設立を主導し、ISHS 温室工学専門委員会および植物生産システムのスマート化専門委員会の議長を歴任するなど、研究成果を20カ国以上で広く活用されるよう推進してきました。これにより、世界的な施設園芸産業に重要な貢献を果たしています。
なお、ISHSは世界の園芸科学分野で最も権威ある学術組織であり、そのフェロー賞は同学会の最高栄誉賞として、世界の園芸科学に長期にわたり独創的かつ国際的に深い影響を与えた優れた科学者を顕彰するもので、4年ごとに授与されます。国際的な同業者からは「園芸界のノーベル賞」と称されています。2002年の創設以来、中国の科学者がこの賞を受賞するのは今回が初めてです。

出典:中国農業科学院都市農業研究所